4つのポイント

自己流のストレッチ(体操、筋力トレーニングも含め)では効果は半減していまします。
また、場合によってはマイナスになってしまうことさえあります。
4つのポイントを身に付けて、正しいストレッチを行ってください。

ゆっくりとした呼吸をしながら行います。

息を止めてストレッチを行っては効果が有りません。
息をゆっくり吐くと、副交感神経(リラックスする神経)が働き、筋肉が緩みます。
その緩んだ状態でゆっくり伸ばしていくことで、ストレッチの効果となります。

息をグッとこらえてしまうと血圧への影響もありますので注意を!

ストレッチで伸ばしている時間が重要です

筋肉・筋膜の繊維が伸びるには最低20秒以上掛かります、ストレッチでは最低30秒伸ばしましょう。
特にアキレス腱(ふくらはぎ)のようなの大きくて頑丈な筋肉ではしっかりと時間をかけて(30秒~1分間)ストレッチを行わないと効果が出ません。

ストレッチをする時間は短すぎると筋肉のストレッチ効果が出ませんので、伸ばす部位を考えて時間を調整しましょう。

ストレッチを行うときはゆっくり行います。

勢いをつけてしまうと人間の身体には防御反応が起こり、筋肉を縮めてしまいます。
また、無理は反動をつけると筋繊維を痛める原因になります。
ストレッチが終わり、元の姿勢に戻るときは、ゆっくり戻すようにしましょう。

体には筋肉を守る防御反応がある

筋肉が伸ばされると筋紡錘(筋腹)が検知して脳からの指令で、これ以上筋肉が伸ばされない様に収縮します。
これは筋肉の伸ばし過ぎや断裂から筋肉を守る体の防御反応です。

ストレッチ中に痛みが出た場合は筋肉を伸ばし過ぎているので、ストレッチする力を弱めましょう。

また、ストレッチを行った翌日に筋肉痛のような痛みが現れることがあります。これは筋肉を伸ばしすぎた結果起こるものであり、2~3日でおおよその痛みが取れます。
この場合は、行ったストレッチでは負荷が強すぎるので、負荷を弱くする必要があります。

また、ストレッチは痛みを我慢してグイグイするものではありませんので、痛みが起こらない範囲で行うようにしましょう。

より深く伸ばすストレッチの方法

より深く伸ばすストレッチの方法

普段やるストレッチは 筋肉の防御反応が働いて、伸ばすには限度があります。

宮野式メソッドのストレッチは防御反応を外して、いままで伸びなかったストレッチをより深く伸ばすことができます