膝痛の根本原理＃３
整形外科の先生方は、Ｏ脚の人の構造は理解していますが、なぜ、Ｏ脚の人の荷重線が膝関節の内側になるのか、本当の意味では理解していないと思います。
生活習慣に於いて、荷重線が膝関節の内側になるその原因が明確になっていない為に、膝痛予防が出来ないと私は思っています。膝の荷重線のズレの原因は、下肢の足底重心位置で決まります。
その人の体質や遺伝でＯ脚になることはありません。足底重心の悪さが長年続いたことに起こる現象です。
人間は遠いむかし、猿の時に手から足が進化したことから、足も手と同じように物をつかむ親指が非常に大事で前に進む原動力でしたが、現在は平らな地面を歩くことや、負担の掛からない靴を履くことから、親指を使わなくなってしまい、姿勢もバランスも非常に悪くなりました。
１０２歳のお婆ちゃんが「親指で砂を掴むように歩きない」と言っていることを聞いた事があります。
まさにの言葉が歩き方の基本中の基本です。
膝痛予防のポイントは、足の親指重心
親指への意識付けをして、親指重心で日々生活することが、姿勢の改善・膝への負担を軽減になります。
皆さんが親指への意識付けするだけで良い姿勢が確保され、膝痛予防として効果が大きいです。
膝痛予防の現状は図の通りです。
